塞翁が飼っていた馬が逃げるという不幸な出来事が起こりました。
するとその馬が立派な駿馬を連れて帰ってきて幸運な出来事になりました。
その駿馬に息子が乗っていて落馬して骨折するという不幸な出来事が起こりました。
その後戦争が始まり骨折していた息子は兵役を免れ助かりました。
一見不幸に思われる出来事が最後は幸福になるという中国の故事がもとになったことわざです。

良い事なのか悪い事なのかを判断するのに、長い目で見ないと分かりません。
自分にとってよくない事に思えるような出来事であっても、それを乗り越えることが出来れば大きな喜びが得られます。

私は困った時言葉の力を使います。
「大丈夫」「全ては上手くいっている」そう繰り返します。
この言葉で脳は「大丈夫な事」「上手くいくようになる事」を勝手に考え始めます。
脳は、寝ている時も起きている時も、無意識の中で言葉通りになるよう、どうしたものかと探し続けています。
例えば、俳優の名前が思い出せず諦めていても、脳は無意識の中で思い出すために働き続けていてくれますから、突然思い出すなんてことがあるのです。

私は、ネガティブな「どうせ」「でも」「困ったな」といった言葉は使わないよう意識しています。
その代わりに「ツイてる」を口癖にしています。
言葉は頭と繋がっていますから、何度も繰り返していると本当に何とかなります。